シャイな豚児が浅野に行きたいと言い出した!2019 と、その後

中高一貫男子校出身の父親と、シャイな豚児の中学受験の記録とその後、です。

基礎

昨夜、久しぶりに...


首都圏のとある学校(四つの谷の偏差値63)の入試問題を解いていました。


中学受験を控えている6年生(男子)の力試しで使用するため、です。


この学校の入試問題(特に最初の大問)は、良問ぞろいで、


弱点を見つけるために、とってもはなまるマーケット!(古っ)


だからです。


問題を解いていると、風呂上がりのシャイな豚児がフラッと来て、のぞき込みます。


「あぁ、太郎君と次郎君が出てくる問題とか、なつかしぃぃぃい」


と、微笑みます。


たしかに今、シャイな豚児の数学(代数)の進度は、すでに2次関数。


そこで、


「今考えてみて、中学受験で習った算数は役に立ってると思う??」


と、聞いてみました。


すると、少し考えてから


「数学は文字式を使って解くから、算数とは全然違うように見える、けど...」


「・・・けど?」


「受験で習った特殊算は、味気ない文字式と違って、


『なんでそれで解けるのか?』っていうのが、文章問題だから使う状況が浮かんで


すごく納得できるし、その考え方は数学の文字式の理解でも役に立つ気がするなぁ」


とのこと。


算数が苦手だった(ちなみに、今でも数学は学校で中の上、程度)、


シャイな豚児の言葉とは思えないほど、真上からの「ありがたい」お言葉。


えらくなったのぉ~


と思いつつ、言葉には出さず、シャイな豚児のセリフに驚きました。



というのも、このセリフ、まさに弱点を克服する重要なポイントだからです。


弱点を克服するには、基礎が大事


いまさら、改めてお伝えする必要などない、当たり前田のクラッ(割愛)。


しかし、基礎固めとは、簡単な問題を反復して出来るようになる!こと


では、断じてありません!!!


実際の受験問題は、基礎ではなく応用問題。


一見、どこから手をつけて良いか分からないような応用問題ですが、


じつはっっ!


いくつかの基礎問題が組み合わさってできていることが、ほとんどです。


そうしますと、大切なのは、ひとつひとつの基礎問題で、


どんな場合に、どのような考え方で、どうやって解けばいいか


をきちんと理解し、もつれた糸をほどくように冷静に当てはめていけば、


普通の応用問題(一部、ヤバいやつもありますが:汗)は、必ず解けます。


シチュエーション、メソッド、そして、テクニック


これが三位一体となって定着することが、基礎固め。


問題を読むと同時に、使用する定型的解法がいくつか自然に浮かんでくる状態、


これができるようになることが、基礎固め。


中学受験に限らず、これは大人になっても必ず役に立つと思います。


基礎力とは、解法の引き出しを増やし、きちんと並べる力。


応用力とは、並んだ解法の引き出しをリンクし、順序だてて使える力。


ただ、やみくもに簡単(基礎的)な問題をやって、できる気になっても、


少し形式が違ったり、応用問題にとりかかろうとすると、


わからない、できない ⇒ キライ な、まま。


「できる喜び」という、甘い蜜を吸うことなく、他の花へと心が移ってしまいます。


それは、基礎固めではありません。


単なる、基礎の押し売り です。


算数については、イメージしやすいかもしれません。


でも、これは中学受験において、算数以外のすべての科目でも、全く同じです。


特に、国語。


「勉強のやり方がわかりませぇぇぇぇん!」


というお困りの声、最近よく伺うのですが 汗


算数よりも、国語のほうが、このパターンにジャストミ~~~~~ㇳ!!!!!


するんです。