シャイな豚児が浅野に行きたいと言い出した!2019 と、その後

中高一貫男子校出身の父親と、シャイな豚児の中学受験の記録とその後、です。

会話

シャイな豚児は、無事に試験会場へ。


いつものように淡々と、校舎へ入っていきました。


そこそろ、国語が終わり、算数が始まる頃でしょうか。


今朝は、最寄り駅のJR新子安駅から浅野までの道程は、毎年7時30分頃になると長蛇の列になるとのことでしたので、7時に新子安駅に着くように家を出ました。


今回は(?)無事、予定どおり到着しました。


お決まりの(シャイな豚児は緊張するとトイレが近くなります:笑)、駅でトイレを拝借し、浅野まで並んで歩きます。


駅から浅野へ向かう道程には、生徒さんがロープを持って道順を案内しています。


文化祭などでオジャマする時も同じですが、私は必ず、声をかけるようにしています。


「おはようございます」


「お世話になります」


「ありがとう」


朝早くから、私たちのためにがんばってくれている生徒さん。


いつも、頭が下がります。


しかし、生徒さんから「おはようございます」と挨拶をしてくれる中、黙って脇を通りすぎる受験生、また保護者の方がなんと多いことか・・・


毎回、悲しくなります。


合格するしない以前に、人として礼節を重んじられなければ、全く無意味です。


が、シャイな豚児がいる手前、他人のことを非難することは致しません。


ちなみに、私は数年前『他人をディスルことを卒業する宣言』を(妻に)しましたので(爆)


というわけで、できることは実践あるのみ!!


沿道で頑張ってくれている生徒さん全員に、しかも生徒さんより先に、挨拶をすることにしました。


シャイな豚児は、というと、もちろん最初は自分から挨拶が出来るはずはありません。


以前、文化祭で訪れた時も、結局(挨拶をしよう!とする素振りを見せたことはありましたが)、声に出すことは出来ませんでした。


そんなシャイな豚児が、今朝ははじめて、道程の途中から


「おはようございます」


と、自分から声にだして、私の後に挨拶をしていました。


私に促されるでもなく。自分から。


小さな声ですが。


中学受験の最期の日の朝、私はシャイな豚児から、大きなごほうびを貰いました。


学校前の横断歩道を渡るのを待つ受験生の列で立ち止まった時、


シャイな豚児が突然、「爪切るの、忘れた」とつぶやきました。


「『おなか痛い』って保健室に行って、『爪切ったら治るから、爪切り貸してください』って言ってみな」


と伝えると、苦笑してました。


あと2時間余りで、シャイな豚児の挑戦はおわります。