会話
シャイな豚児は、無事に試験会場へ。
いつものように淡々と、校舎へ入っていきました。
そこそろ、国語が終わり、算数が始まる頃でしょうか。
今朝は、最寄り駅のJR新子安駅から浅野までの道程は、毎年7時30分頃になると長蛇の列になるとのことでしたので、7時に新子安駅に着くように家を出ました。
今回は(?)無事、予定どおり到着しました。
お決まりの(シャイな豚児は緊張するとトイレが近くなります:笑)、駅でトイレを拝借し、浅野まで並んで歩きます。
駅から浅野へ向かう道程には、生徒さんがロープを持って道順を案内しています。
文化祭などでオジャマする時も同じですが、私は必ず、声をかけるようにしています。
「おはようございます」
「お世話になります」
「ありがとう」
朝早くから、私たちのためにがんばってくれている生徒さん。
いつも、頭が下がります。
しかし、生徒さんから「おはようございます」と挨拶をしてくれる中、黙って脇を通りすぎる受験生、また保護者の方がなんと多いことか・・・
毎回、悲しくなります。
合格するしない以前に、人として礼節を重んじられなければ、全く無意味です。
が、シャイな豚児がいる手前、他人のことを非難することは致しません。
ちなみに、私は数年前『他人をディスルことを卒業する宣言』を(妻に)しましたので(爆)
というわけで、できることは実践あるのみ!!
沿道で頑張ってくれている生徒さん全員に、しかも生徒さんより先に、挨拶をすることにしました。
シャイな豚児は、というと、もちろん最初は自分から挨拶が出来るはずはありません。
以前、文化祭で訪れた時も、結局(挨拶をしよう!とする素振りを見せたことはありましたが)、声に出すことは出来ませんでした。
そんなシャイな豚児が、今朝ははじめて、道程の途中から
「おはようございます」
と、自分から声にだして、私の後に挨拶をしていました。
私に促されるでもなく。自分から。
小さな声ですが。
中学受験の最期の日の朝、私はシャイな豚児から、大きなごほうびを貰いました。
学校前の横断歩道を渡るのを待つ受験生の列で立ち止まった時、
シャイな豚児が突然、「爪切るの、忘れた」とつぶやきました。
「『おなか痛い』って保健室に行って、『爪切ったら治るから、爪切り貸してください』って言ってみな」
と伝えると、苦笑してました。
あと2時間余りで、シャイな豚児の挑戦はおわります。
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