シャイな豚児が浅野に行きたいと言い出した!2019 と、その後

中高一貫男子校出身の父親と、シャイな豚児の中学受験の記録とその後、です。

自覚

さて、相変わらず淡々と日々を過ごしている、シャイな豚児。


もともと、運動がそんなに得意ではないため、1日中家にいても、


それほど苦痛ではない様子。


こちらとしては、少しくらいは体を動かしたほうが...と思い、


食材の買い出しに付き合わせ、10,000歩/日を目標に近所を徘徊(?)。


また、週に3日程度通っていたジムが休業になってしまった妻と愚娘と共に、


3人で夕食後、ストレッチや腕立て伏せなどを行っています。


さて、そんなシャイな豚児の日々ですが、午前中は英語と数学を中心に


机前に鎮座することが習慣となっています。


学校から郵送されてきた宿題を中心に、毎日分量を決め、コツコツと。


早く終わっても、午後に食い込んでも、決めた分量をしっかりこなす。


これが大切です。


そのおかげで、学校から出された課題はほぼ終了しました。


また父としては、毎回毎日、学校課題だけだと飽きるだろ~う!と、


数学(代数)では、豚児が苦手にしている、一次関数の応用やグラフなど、


既存の問題集を加えてみたりして、変化をつけています。


英語については、記述問題は得意なのですが、音読させてみると


驚くほど、全くの、ダメダメっぷり!!(爆笑)


そこで、英語では、必ず英文を音読させるようにしています。


もちろん、私もいっしょに音読し、イントネーションや単語の意味や用法について、


余談もたくさん交え、また事あるごとに辞書も使い、活用方法を指南します。


すると面白いことに、1週間も続けると、


最初は蚊の鳴くような小さく、自信なさげな感じでしたが、


時には私よりも大きな声で、スムーズに音読できるようになってきました。


大切なのは、その変化をシャイな豚児に伝え、褒め称え(笑)自覚を持たせること。


シャイな豚児も、「声を出して発音するのは面白い」と言うようになり。


このように成長や変化を自分で自覚することは、ストレートに自信につながります。


当たり前田のクラッカー!(死語?)ですが、ほんっとに大事!


もう一つ大きな変化は、学校で受験する英検4級対策として、週に1度は


英検の過去問を解くようにしていると、昨夜、風呂で突然、


『最近、前より長文を読めるようになった気がする』と。。。


大切なのは、これこれっ!


いつのまにかできるようになっている、と自覚すること。


英検4級の記述問題は、すでに十分合格ラインに達しているので、


今後の密かな父の思惑は、


「次は、黙って3級の問題をやらせてみるかなぁ」


と、イジワルに考えています(笑)

革新

昨今の状況を勘案して、ICTを活用したリモート授業が注目を浴びています。


何を隠そう、実は20年前から地道に研究が行われていた分野でもあります。


私の知人にも、複数名その道の専門家がおられます。


私は日本で、まだほとんどネットが知られていない、つまり


パソコンはそれ自体(単体)で使用する計算機


としてしか認知されていなかったインターネット黎明期より、


何の因果か、親しくされてきました(汗)


「されてきた」というのは、自分の望みというよりも、


いつしか情報処理分野に詳しくならざるを得ない環境に置かれてしまった、


というのが正しいから、です。


科学には、革新的な発明や進歩が伴うことが「たまに」あります。


インターネットをはじめとする情報通信技術は、


まさにこの「たまに」にばっちり当てはまるでしょう。


私見ですが、原子力に次いで、革新的発展を遂げた分野だと思います。


そんな私ですが、昨今のWeb授業に対する私の感想は、


マジ、否定的です(笑)


いえ、決して全否定するものではなく…


もちろん、Web授業が有効なお子様もいらっしゃいます。それは、


『自宅での自主的な学習習慣がついているお子様』①です。


でも、ここで少し考えてみてください。


①のお子様は、わざわざWebで授業を行う必要があるでしょうか?


私の時代と同様、課題を与えられれば、自分できちんと小茄子ことができるはず。


では、どんな時に「有効」なのか。


それは、わからないことがあれば、直接その時に質問ができること。


でも、それは個別対応の場合で、集団授業では意味を成しません。


つまり、昨今のリモート授業に対する需要の高まりは、


その本質や有効性を理解してのものではなく、単なる


「学校で授業が行われないことによる恐怖心」


によるのではないでしょうか?


もっと極端な言い方をすれば、リモート授業を支持しているのは、


お子様ではなく、保護者の方が大多数なのではないかと。


リモート授業の本当のメリットは、もっと違うところにあります。


ただ「机の前に強制的に縛り付ける時間を獲得する」ためではありません。


そこを、きちんと保護者の皆さんにご理解いただきたいと思います。


「うちの学校は、Web授業もやってくれているし、いい学校だわ」


と単純に喜ばれている親御さんは、要注意です。


それは学校の素晴らしさではなく、①ができているご子息・ご令嬢の賜物です。


もし①が身についていないお子様の場合は、のちにそのことに気が付くはずです。


ちなみに、シャイな豚児がお世話になっている高輪は、


私から見て非常に「バランスの取れた」やり方で、Webを利用しています。


本質は、ご対応いただいている各先生方のPCスキルや方針によるようですが、


私は、全面的に支持します!


シャイな豚児も、とても楽しんでWebによる課題に取り組んでいます。


まるで、夕飯時に家族で見る、テレビのクイズ番組のように。

何故

昨日の投稿を受けまして、


正直、反響は少ないだろぅなぁ〜


と思っておりましたが。


自宅での学習習慣がついていないから、


どうしてよいかわからない、という


今の事態でお困りの保護者さんからの連絡が 汗


学校や塾に行くことができず、外出すらままならない。


こんな状況では、家庭内での衝突が増えますね。


私からのアドバイスは、次のとおり。


いちばん大切なことは、


『勉強しなさいっ!』と言わないこと。


抽象的な指示は、お子さんの反感を買うだけ。


もし気になるなら、怒らず、むしろ優しく接しながら


学校や塾から指示されている課題の進捗など、


一緒に確認して、毎日やる分量を決めて下さい。


ゴールからの逆算


これ、大事です!


また、何をやってよいか分からない場合は、


冬休み明けから2月末頃までやっていた復習から


着手してください。同じ教材でOKです。


そしてできなくても、絶対に怒らない。


『できないところが見つかってラッキー!』


とお子様に伝えて、できれば一緒にやってみてください。


それが難しければ、同じ単元で基礎的な教材を


お子様と一緒に探して、それに着手。


シャイな豚児の場合、学校指定以外の教材は、


すべて中1範囲の復習ができるもの。


それも、難しい問題ではなく、ドリルなど、


短時間で終わり、反復で習得できるもの。


こうすれば、自主的に取り組めるはず。


そして、取りこぼしや穴の発見にも効果的です。


また来春、中学受験や高校受験に臨まれる場合、


保護者の皆さんは焦りがあるに違いありません。


しかも、焦りを感じられないお子様を見て、


さらに焦りが増幅されて、ケンカに発展!


なんてことも。


それだけは、絶対に避けて下さい。


強制的に勉強させられること。


将来的に、これはデメリットしか生みません。


もし、お子様が自宅で自主的に学習できない場合、


親御さんはむしろ、勉強しなくもいいよっ!と


寛容さを前面に出して下さい。


ただし、そのツケが必ず自分に返ってくることを、


決して怒らず、冷静に伝えることを忘れずに。


将来的には、その方がずっといいのです。


大丈夫、受験生でも、今の時期の1〜2ヶ月、


仮に全く勉強しなかったとしても、


まだいくらでも取り返せます。


成績をアップするためにイチバン大切なことは、


自分からやろうとするキモチです。


何故やるのか?


この問いに明確に答えられないと、ダメ。


ちなみに答えは、志望校に合格するため!


ではありません。


合格は、答えのためのひとつの通過点、


いろいろある手段のひとつに過ぎないのですから…