革新
昨今の状況を勘案して、ICTを活用したリモート授業が注目を浴びています。
何を隠そう、実は20年前から地道に研究が行われていた分野でもあります。
私の知人にも、複数名その道の専門家がおられます。
私は日本で、まだほとんどネットが知られていない、つまり
パソコンはそれ自体(単体)で使用する計算機
としてしか認知されていなかったインターネット黎明期より、
何の因果か、親しくされてきました(汗)
「されてきた」というのは、自分の望みというよりも、
いつしか情報処理分野に詳しくならざるを得ない環境に置かれてしまった、
というのが正しいから、です。
科学には、革新的な発明や進歩が伴うことが「たまに」あります。
インターネットをはじめとする情報通信技術は、
まさにこの「たまに」にばっちり当てはまるでしょう。
私見ですが、原子力に次いで、革新的発展を遂げた分野だと思います。
そんな私ですが、昨今のWeb授業に対する私の感想は、
マジ、否定的です(笑)
いえ、決して全否定するものではなく…
もちろん、Web授業が有効なお子様もいらっしゃいます。それは、
『自宅での自主的な学習習慣がついているお子様』①です。
でも、ここで少し考えてみてください。
①のお子様は、わざわざWebで授業を行う必要があるでしょうか?
私の時代と同様、課題を与えられれば、自分できちんと小茄子ことができるはず。
では、どんな時に「有効」なのか。
それは、わからないことがあれば、直接その時に質問ができること。
でも、それは個別対応の場合で、集団授業では意味を成しません。
つまり、昨今のリモート授業に対する需要の高まりは、
その本質や有効性を理解してのものではなく、単なる
「学校で授業が行われないことによる恐怖心」
によるのではないでしょうか?
もっと極端な言い方をすれば、リモート授業を支持しているのは、
お子様ではなく、保護者の方が大多数なのではないかと。
リモート授業の本当のメリットは、もっと違うところにあります。
ただ「机の前に強制的に縛り付ける時間を獲得する」ためではありません。
そこを、きちんと保護者の皆さんにご理解いただきたいと思います。
「うちの学校は、Web授業もやってくれているし、いい学校だわ」
と単純に喜ばれている親御さんは、要注意です。
それは学校の素晴らしさではなく、①ができているご子息・ご令嬢の賜物です。
もし①が身についていないお子様の場合は、のちにそのことに気が付くはずです。
ちなみに、シャイな豚児がお世話になっている高輪は、
私から見て非常に「バランスの取れた」やり方で、Webを利用しています。
本質は、ご対応いただいている各先生方のPCスキルや方針によるようですが、
私は、全面的に支持します!
シャイな豚児も、とても楽しんでWebによる課題に取り組んでいます。
まるで、夕飯時に家族で見る、テレビのクイズ番組のように。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。