報告
シャイな豚児は、毎週土曜日だけ通塾していました。
通っていたのは、同級生10人にも満たない、小さな教室。
しかも、諸事情により6年の春から転校(同じ塾だけど校舎が違う)しました。
その塾で、今週土曜日には「合格報告会」なるものがあります。
合格、不合格には関係なく、みんなで努力をたたえあおう!という趣旨とのこと。
ちょうど、小学校の学校公開日(いわゆる授業参観日)と重なったのですが、
「合格報告会に行きたい」
とのことで、学校はお休みさせていただきます。(スミマセン)
通い始めは、塾になじめるかどうか若干の不安はあったものの、シャイな豚児は淡々としており。
様子を聞いても、黙ってうなずくばかり。
小学校のクラスの友達の話も、家では全くしない、シャイな豚児。
塾の同級生の話なぞ、するはずもなく。
しかし、高輪入試の日、塾の同級生のひとりと、解散時に一緒に出てきました。
彼は高輪が本命で、入試は隣の教室で受けていたようで、終わってから廊下でばったり会ったようです。
シャイな豚児とは違い、明るくさわやかなタイプの男の子。
その日、彼は他校の午後入試も受けるとのことでした。
その数時間後。
高輪の合格発表。
予想通り、ご父兄の姿はありましたが、発表の17時前から集まっている受験生は数人。
彼のように、午後入試を受験するお子さんも多く、サイトで発表を見る方が多いのでしょう。
案の定、その中に、彼の姿はありませんでした。
そして発表の後、シャイな豚児と私が合格証明書をいただいて校舎を出ようとしたとき、
彼がご両親と一緒に、まさに『飛び跳ねながら』こちらにやってくるではありませんか!
合格の掲示を見たシャイな豚児は、微動だにせず、表情もほぼ変わらず。
まさに、100%対称的。
以前の私なら、そんな豚児に苛立ちを感じたかもしれません。
でも不思議と、その時はシャイな豚児の無反応さが愛しく思えました。
さて、今週の土曜日、合格発表会。
シャイな豚児は、どのような反応をするのでしょうか?
「行きたい」と行った気持ちを押し殺し、淡々としている姿が浮かびます。
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